AI先進国の中国では人工知能が教師をしていた!!仕事を奪われるとか言ってる場合じゃないぞ!!
ネットサーフィンをしていると
とんでもない記事が目に入って来ました!!
【エンタメよもやま話】中国、次は“AI教師”5兆円投入5億問蓄積…世界一の“AI国家”への野望(1/6ページ) - 産経WEST
なんと中国では
教師ですらAIが担う時代に既に入っているようなのです!!
これから、とかではなく既に人工知能が教育をしてる中国
「近い将来」といった予測ではありません。
今この瞬間にも既に人工知能が中国で教育をしているのです。
記事から引用します。
例えば、上海に拠点を置くオンライン教育サービスのベンチャー企業「マスター・ラーナー」には超優秀な“AI教師”がいます。
この“AI教師”は既に国内の中学校で最も多く出題された計約5億問のデータを蓄積しており、文字通り、人民の人生がかかった高校入試である全国普通高等学校招生入学考試「高考(ガオカオ)」でも高得点を挙げ続けているといいます。
なんと!!
中国では既に入試で高得点を獲得できるAIが実現しているのです!!
日本でも東ロボくんという受験用の人工知能が
結構な好成績を収めていましたが、応用をしたという話は聞きません。
人工知能「東ロボくん」 “東大諦める” - 特集ダイジェスト - ニュースウオッチ9 - NHK
中国では研究機関ではなく
民間のベンチャー企業が東ロボくんのようなAIを制作して
それを実際の受験指導に活かせるレベルにまで発展させていたのです!!
目を疑う脅威の性能!!
教育用の人工知能と言っても
受験用の問題を出題するアプリなんかは既に日本でもお馴染みです。
では、中国のこのベンチャー企業はどのように人工知能を活かしているのでしょうか?
記事を読み進めていくと
想像を超えるところまで進歩してるようでした。
手書きの文字を認識
再び記事を引用します。
具体的には、専用のアプリをタブレット端末にダウンロード。このアプリを介し、生徒に対して設問や宿題が出されます
ここまではまあ普通に日本国内にあるようなアプリと大差ありませんね。
人工知能のが実力を見せつけるのはこの先の部分。
生徒たちは回答をノートなどに手書きしますが、このシステムは手書きの文字をデータとして認識。この答えを“AI教師”がリアルタイムで採点。
手書きの文字をリアルタイムで採点するのです!!
これは何を意味するのでしょうか?
単に入力の手間が省かれるというような事ではありません。
再び記事を引用
例えば数学だと、どこで答えを間違えたかや、その間違いがどこでどう発生したかについてまで細かに分析。生徒がどこから勉強し直せばよいかまで示唆(しさ)してくれるというのです。
・・・ほぼ家庭教師ですね。
中国だからこそ抜群の効果を発揮するAI教師
日本ですと高度なノウハウを持った学習塾が全国展開しているため
AIに頼らなくても割と質の高い教育を受けられるのでピンと来ないかもしれませんが
中国は人口も国土も日本とは比較にならないので
地区によってどうしても教育の格差というもの大きくなってしまいます。
いくらオンラインで教材の手に入る時代といっても
双方向的な指導が可能な都市部と比べると地方の教育は手薄になってしまいます。
教師も国内津々浦々に質の高い教員を配置する事は難しいですし。
AIなら解決してくれる
ところがAI教師はデータをコピーすれば
同じ質の教育を施せるというメリットがあります。
AI教師が進歩すれば
質が高く双方向的な教育を中国13億人全員が受けられる事になるのです。
しかも安い
教育はなんだかんだでお金が掛かるものです。
AI教師はその点も克服しています。
「中国の一般的な英語訓練校だと年間の学費は通常、3万元(約51万5000円)になりますが、弊社だと年間966元(約1万6600円)。つまり、1日あたりコーラ1本分の出費で済みます」
人工知能の進歩で人間も進歩する
最近はAI脅威論がチラホラ見られますが
人間の能力もAIの進歩によって高まっていくのかもしれません。
未来に少し希望の湧いてくる記事でした。
追記、元記事に疑問も
気になったのでMaster Leanerについて検索してみると下記の記事がヒットしました。
掘金3000亿在线教育市场 ‖ 沪江英语、流利说、Master Learner如何用AI影响1400万教师和1.88亿学生 - CSDN博客
1400万人の教師と1億8,800万人の学生
という産経の記事と同じ文面も入っているのので
産経WESTの記事も上記の中国語の記事を参考にしたと思われます。
私は中国語は分からないのでgoogle翻訳頼みですが
上記の記事には文字の認識云々という記述はないようです。
また、baiduで「Master Learner」と検索をしてもそれらしきサービスはヒットしませんでした。
実際にこのようなサービスが展開されていたなら凄いことではありますが
元記事には引用元も書いていないので
実際のところどのレベルの完成度なのかは調べられませんでした。