増田四段の棋書が発売 将棋ファンのブログから構想を得た銀冠穴熊が待望の書籍化
増田康宏四段の棋書、堅陣で圧勝! 対振り銀冠穴熊がマイナビから発売した。
新人王獲得の原動力
石田直裕四段の四間飛車に対し、増田康宏四段は▲6六角から見たこともない駒組みで序盤から圧倒的な優位を築き、最後は鮮やかな詰み。初タイトル新人王を勝ち取りました。
増田四段の使った作戦は銀冠穴熊。しかもただの銀冠穴熊ではありません。
この新人王の棋譜は凄かったですね。
長い即詰みで相手を討ち取る気持ちのいい将棋でした。
アマチュア将棋ファンのブログから広まる
実は、この「対振り銀冠穴熊」はコンピュータが指しはじめたもの。増田四段がたまたまアマチュア将棋ファンのブログを見て知り、プロでも通用する戦法に仕上げたといいます。
アマのブログ記事からプロ棋士の方の将棋の戦法に影響を与えるとは夢のある話
偏見を持たずに良いと思った戦法は積極的に取り入れる増田四段の姿勢も分かるこのエピソード
普及元がアマチュア将棋ファンとの事は
プロ棋士でなくても勝率を上げる事の出来る比較的指しやすい戦法という印象も受けて◎。
今後もこういった
アマチュア目線の戦法をプロの方が実戦で検証をして
本として出版してくれるという流れが続くと良いですね。